『北朝鮮脱出 地獄の政治犯収容所』 平土(ピョンド)にされる虫けら以下の子供の命

この本は、強制収容所から脱出した方の手記です。ここでは、強制収容所内での子供達がどれだけ残酷な目にあっているかが書かれています。この強制収容所の実態を知らずに、北朝鮮は語れないでしょう。

70年代、80年代に日本のリベラルたち(徐君兄弟を守る会の面々)は、「統一のために韓国の軍事独裁を清算し民主化を成し遂げよう!」とスローガンを掲げ、韓国の政治犯収容所に収監された在日韓国人スパイの救出運動を繰り広げました。

おかげ様で韓国の防諜体制は骨抜きにされました。

その人たちは、その後何をやっているのか?

慰安婦問題、反原発、関東大震災の朝鮮人殺戮、沖縄の米軍撤退運動、憲法9条護憲運動、そういうった活動です。

どう考えても「統一のため」に何をすべきかと問われれば、北朝鮮の政治犯収容所の廃絶運動のはずです。しょせんは韓国の政治犯釈放運動というお綺麗な看板を掲げて、韓国の「国家保安法」の廃絶という北朝鮮の戦略目標達成のための手先になった人たちと言えます。

違うというなら北朝鮮の政治犯収容所で子供たちがどのように殺され、墓もなく、祈りもなく、ただ埋められ、そして忘却されていることに対して、己が何をすべきか良心に問いかけるべきでしょう。

 

人民学校では、全国的に実施されている「児童外貨稼ぎ七ヵ年計画」の一環としてウサギを飼っていたのだが、ウサギの肉は保衛員の食料として使われ、ウサギの毛は中央に送られた。校長や教員は、党から認められるためには、生徒に勉強を教えることより、この外貨稼ぎ事業に精を出さなければならなかった。そこで学校では授業そっちのけで作業に熱を入れる。

私たちの学校では、校長の指図にしたがってウサギの飼育場を拡張することになった。学校の裏山に飼育場を作るためには赤土が必要なので、私たちは学校の裏山の赤土を掘って運ぶ作業が割当てられた。赤土を採土する小山は壁状になっていたが、背の高さの範囲で掘るため、どうしてもトンネルのようになり、掘り進めば上から赤土がこぼれるという危険な状態にならざるを得なかった。

二日間も作業を続けると、自然とトンネルの長さは二、三メートルほどになった。赤土を多く掘ろうとすればするほど、天井の土もたくさん崩れ落ちた。生徒たちは恐くなって悲鳴をあげた。
そのとき、教員が怒鳴りつけた。

「何が恐いのか。怠慢な態度をとると容赦しないぞ。早く掘れ」

十二名の土掘り組は二組に分かれ、六名が一組になって両方から掘って入った。急に一方のトンネルのほうから赤土がドォーと一度に崩れ落ちた。一瞬の出来事だった。六名の生徒の悲鳴が聞こえたかと思うと姿も見えず、声も聞こえなくなってしまった。彼らの掘った洞窟は赤土の山になってしまったのだ。もう一方から掘っていた六名の生徒はスコップを投げ捨てて、飛び出て来た。彼らの顔は青ざめてブルブル震えていた。外にいた運搬組の生徒も、恐ろしさのあまりみな震えていた。校長と教員、監督が集まって来た。

「この野郎、何をぼんやり見ているのか。早くスコップを持って掘らないか。彼らを助けるんだ」

上級生はスコップを取り上げたものの、また上から土が崩れ落ちてきそうなのでおじけづいた。

校長はまた怒鳴りつけた。

「何をぐずついているのか。早く掘れ」

しかたがないので上級生は土を掘り出し始めた。校長と教員はそれを見ながら、自分たちも一緒に土を掘る気配はなく、中にうずもれた生徒たちの悪口を言い始めた。

「ばか野郎、崩れるのも知らないで中にいたとは……」

五十センチくらい掘り下げていくと三名の生徒が出てきた。さいわいにも生きていたけれど、手足の骨が折れ、お父さん、お母さんと叫んでいた。

一メートルくらい深く掘ったとき、残りの三人も見えてきた。顔にかぶせられた土は血まみれになり、鼻と囗からは血が流れ出ていた。監督は、土の中から掘り出された三人の生徒の胸に手を当てて見たり、瞼をひっくり返したりしてから、首を横にふった。教員たちはすぐさま三人にムシロをかぶせ、誰も近くに寄ってはいけないと厳命したのだった。

この光景を見ていた女子生徒の何人かは、とうとう声をあげて泣き出した。

「縁起の悪い泣き声を出すな」

校長は泣いている女子生徒たちを大声で罵倒したあげく、事故にあった生徒の不注意を攻撃し始めた。

「悪知恵を働かせて、掘りやすいところばかりを掘っていくからこんな目にあったんだ。自業自得だ。おまえたちも悪知恵を働かせるとこういう目にあうぞ。わかったか」

事故にあった生徒の父母が連絡を受け、失神せんばかりの状態で学校に駆けつけて来た。父母たちは泣き悲しみ、せめて子供の顔だけでも見せてくれと切願したのだった。だが学校側は、父母たちが死んだ子供を見たらかえって苦痛が増すという理由で、結局見せないままで「平土」(ピョンド)にしてしまった。

北朝鮮脱出〈上〉地獄の政治犯収容所 (文春文庫)』 P61-63

 

これが学校の先生かと愕然とします。事故が起きても自分たちは何も手伝わず、後ろで文句を言うだけ。

さらには無茶な工事を強要していたくせに、事故を起こした当人たちに責任転嫁して罵る。

そして遺体を父母に渡さず、祈ることも許さず、「平土(ピョンド)」にする。

本当に残酷なことをしています。それも子供達です。日本だったら無邪気に遊んでいる年頃の子供です。それを容赦なく弾圧する。本当に愕然とします。

この戦慄をおぼえる暴挙を容赦なく実行しているのが、「敬愛する将軍様」なわけです。この人褒めたたえる教科書を使い、子供に授業を行う。朝鮮学校は残酷な教育をしています。朝鮮民族としての誇りを粉々に破壊する教育をしています。大人になったとき、この脱北者の手記を読んだときどう思うでしょうか?先生を憎むと思います。母校を憎むと思います。なぜ教えてくれなかったのかと、愕然とすると思います。朝鮮学校は、ありえない教科書を破棄し、真の民族教育に目覚めてほしいです。そうでなければ、この人達にあわせる顔がないはずです。平土にされた人達が見て、怒り狂う教科書を使っています。

この人たちの冥福を祈る行事の一つでも朝鮮学校でやっているのでしょうか?

この地獄を味わったのは他でもない、朝鮮学校建設に尽力した在日一世たちや、朝鮮学校の先輩たちです。

地獄の苦しみを味わい続けていた横で、朝鮮学校の子供たちを動員し、地獄に突き落とした当人を称える公演を何十年もやり続けているのが朝鮮学校です。

何も知らない子供たちを使って、残酷に殺された人たちの魂を踏みにじらせる。それが朝鮮学校の言う民族教育なのでしょうか?

朝鮮学校は一刻も早く北と手を切り、子供の未来を奪う残酷な行為を改めるべきでしょう。北送同胞の生命と財産を強奪され、日本に残った親族からも収奪され、この上子供の未来までも北に奪われ続けるつもりでしょうか?

親戚が北にいる人に逆らえというのは酷でしょう。

問題なのは人質がいるわけでもないのに、無条件に朝鮮学校を擁護する無知な善意の人々でしょう。本当に朝鮮学校の存続と子供のためを思うなら、まず徹底した出国禁止を要求し、子供の安全を確保すべきではないでしょうか?

自分の腹心を公開処刑で、それも高射砲でひき肉にするというありえない方法で処刑狂人に子供の命を預けるなど、信じがたい暴挙と言えます。

これ以上、何も知らない子供たちに在日一世たちの魂を踏みにじらせるような行為はやめてほしいです。

関連投稿:

※トップの画像は『Are They Telling The Truth?』 P139より引用。

※過去投稿をUpdateしました。

コメントを残す