レーダー照射問題:冷静さのかけらもなかったシンガポールでの実務者協議

シンガポールで行われたレーダー照射問題についての日韓実務者協議ですが、見事に物別れに終わりました。

公の場だから感情的な言い争いになるのであって、非公開の実務者協議なら冷静な事実確認と妥協点の交渉になるだろうという希望は打ち砕かれました。

韓国側の反論がまさかのブチギレごり押し。

凄いなと思ったのはこの発言。

「日本が今後も低空威嚇飛行をすれば座視しない。我々も低空威嚇飛行ができる!」

 

えーーーーーーー!

マジかこいつら。

北朝鮮ですか?あなた方は。

希望はないな~と思えるのは、韓国の世論。

もっと強く出ろ!というのがほぼ半分。

残りのほとんども今のやり方が適切だという意見です。

この世論を押し切って、「すみません。間違ってレーダー照射しました。今後は気を付けます」とは言えないでしょう。

ただでさえ下がり調子の支持率が暴落してしまいます。

よく「反日で日本叩きをしたところで韓国の支持率は反応しない。支持率が落ちると反日に走るのは嘘」という意見を目にします。

これは半分正解で半分誤りです。

本質は反日をしても「支持率が上がらない」ことではなく、反日をやめると「支持率が下がる(という恐れを政治家が抱いている)」ことが問題なわけです。

さらに言えば、無理筋の反日をしても「うちの政府は頭おかしいのか?」と支持率が下がらないことが問題なわけです。

この構図があるせいで、定常的に存在する反日感情を支持率が落ちた政府が抑えられなくなるために「支持率低下=反日に走る」となるわけです。

因果関係の説明が不正確なだけであって、「支持率低下によって反日が激しくなる」ことは間違いありません。

衝撃の韓国側の対応ですが、一連のビックリ発言はこちら。

レーダーの電波情報を互いに交換して事実関係を確認しようという、至極当たり前の要求も、「一方的な要求だ」と意味の分からない理由で突っぱねられました。

「解決の意思がないごり押しの要求」だと言って、日本側に対話の意思も解決の意思もないと責任を転嫁。

「日本は哨戒機のレーダー情報のほんの一部を出す代わりに、わが軍の駆逐艦の軍事機密をすべてさらせと言ってきた!」というノリです。

しびれるね~。

まさかのブチギレで押し切る作戦です。

ますます北朝鮮と似てきました。

日本政府は大変冷静な対応です。

客観的・中立的な事実確認を進めていく上で双方が必要なデータを提示することは不可欠でしょ?と当たり前のことを、わざわざ言われてます。

岩屋防衛大臣は「完全に日韓関係を切るわけにはいかない」と冷静な発言。

政府関係者も、情報提供を求めるのは失礼な対応ではないと発言。

解決する気がないのは韓国側ですね。

まさかこんな反応をするとは驚きました。

中国の時のように、「謝罪はしないが事実上認めて再発防止に努める」という対応になるかと思えば、わざわざ日本の世論を炎上させるような発言のオンパレードです。

本当にビビる。

この件で日本側の対応を責める人たちもいますが、さすがに韓国側のありえない反応を見てはこれ以上「安倍が悪い」で責任転嫁し続けることもできないでしょう。

こういう人たちがどんどん「黙る or 批判側に回る」という現象が起きています。

冷静になるべきという意見には賛成ですが、怒りを掻き立て、冷静さを失わせるような対応をされてはいかんともしがたい。

むしろ「韓国のせいで右派が台頭するじゃないか!」と日本の左派がキレてもいいくらいでしょう。

面白いの日韓双方ともに「文政権の間は無理」「安倍政権の間は無理」と、次期政権になるまでどうしようもないと似たようなことを考えている点です。

双方とも「次期政権も変わらないかもしれないし、より強硬になるかもよ?」というリスクを見て見ぬふりをしているのも面白い。

今後も韓国が日本の保守系雑誌の紙面を埋め、売れ行きを助けてくれることでしょう。

まぁ下手に妥協しても延々同じことが繰り返されますから、とことんやりあった方がいいかもしれませんね。

どこまでいくか興味深く見守りましょう。