レーダー照射問題:韓国の反論映像(日本語翻訳版)にツッコみを入れてみる

絶賛炎上中のレーダー照射問題。韓国側が自分たちの主張を盛り込んだ動画をYoutubeに公開しました。

毎日新聞が日本語字幕付きでサイトにUPしていました。(引用記事:『韓国国防省、反論の映像を公開』)

せっかくなのでいちいちツッコミを入れてみたいと思います。

 

勇壮な音楽とともに
「韓国海軍は聞きたい」
「日本海上自衛隊の目的はなんなのか」
で、始まります。

そして一発目は、威嚇的で危険な飛行をしただろ!という批判から始まります。

 

人道主義にもとづいた活動中にも関わらず、日本の哨戒機が危険なほど近づいてきたと主張しています。

謎なのは日本のP1哨戒機の映像を使っている点ですね。韓国側の映像を使うべきでしょう。乗組員視点じゃないと「低高度で近づいてきて危険だな~」という感覚は分かりません。

乗組員の「なんだなんだ!?俺たちを威嚇してるのか!?」と乗組員が慌ててる映像や音声があると説得力が出ます。

が、そのようなものは出てきません。

もしかすると韓国側も証拠を小出しにして日本側に対抗しようとしているのかもしれませんね。

どちらにせよ危険飛行を強調するわりには哨戒機に対して、「なぜ危険飛行をして威嚇してくるんだ?目的は何ですか?」と聞こうともしていません。

聞かない時点で、危険だったと思ってたのか怪しくなります。

次は、国際法を守って飛行していた、という日本の主張に対する反論。

これまた驚きの主張です。

軍用機は、民間機以上に高度を保たないといけないのでしょうか?

普通逆です。

軍用機は作戦次第でどこまで近づくかは変わりますから基準は緩い。

日本の意図は、民間機でも適用されている「より厳しい基準で安全確保していた」ということです。

なぜかその意図が逆に解釈されています。

困ったもんです。

こんなこと言われたら、韓国軍の基準はどうなっているのか聞きたくなります。

韓国軍も偵察機を飛ばすなんて普通にやっているでしょう。

ぜひとも韓国軍の「危険を与えない飛行の基準」を知りたいものです。

その基準が高度300m以上とかになっていないと説得力はないでしょう。

お次は、レーダーの種類について。

射撃統制追撃レーダー(STIR)は照射していないと主張。探索レーダーだけ使っていたとのことです。

仮に日本が電波データを証拠として提出しても、捏造していると言い出しそうです。

一応、低いながらも日本の勘違いや機器の誤検知、韓国を追い込むために実は嘘をついた、という可能性もありますが、その場合は日本が恥をかくことになるでしょう。まぁその可能性は今のところ低そうですが。

他にも、艦砲が向いていないことを持ち出して、攻撃意図はないと分かっているはず、もろくに回避行動もしてないから危険がなかったことはそちらも理解していたはず、と主張しています。

だから騒ぐなと暗に言いたいようです。

そんなもんは自衛隊だって分かってます。まさか撃墜するほど狂ってるとは思ってません。

友好国であり、危険もないと思っているから何かの間違いだろうと思って意図を確認したわけです。

で、それを無視して、レーダー照射なんてしてねぇ!お前が危険飛行したことを謝れ!と、何か隠してんのか?と疑いたくなるような反応だから外交問題化してるわけですよ。

レーダーを照射したか、本当に撃墜しようとしていたかは、別問題です。

「撃墜」の危険がなくとも、レーダー照射は危険行為です。

引き金を引かなかったとしても、銃を突き付けられたら大問題ですよ。

 

お次は無線通信について。

3分36秒くらいから広開土太王艦で受信された実際の通信音声が流れています。

う~ん、聞き取りづらいと言われれば聞き取りづらいでしょうけど、繰り返し通信が入って、艦番号まで言っているのに、まったく聞き取れずに無視したというのはちょっと無理がある気がします。

雑音がひどくて聞き取りづらかった、上空からかなり離れたあとに通信が入ったから無視したと言われても微妙ですよね。

最後に実務協議でレーダーの電波データを出せと要求しています。

韓国側も射撃統制追撃レーダー(STIR)を照射してないということには案外自信がありそうですね。

何か誤解があるのか、機器の誤検知か、どっちかが嘘をついているのか。

どちらにせよ、韓国側から駆逐艦の映像や音声データの公開が少なすぎます。

無線通信の件も、通信を受けた後に、駆逐艦内で、
 通信兵「何か言ってますけど応えますか?」
 艦長「いや、隣の警備艇だろ?」
というやりとりの音声データがあれば、確かに聞き取れなくて勘違いしたんだな、と思えますが、そういう音声の公開はなし。

自衛隊の方は、部分部分音声をマスクしていると言ってもかなり長い時間、現場のやり取りを証拠として公開しています。

韓国側も同じことをやるべきです。

最後に政治的に利用せず、実務協議を通して解決すべきと呼びかけています。

威勢の良いことを言いながらも「メディアに公開したりせずに内々で処理しましょうよ~」という懇願しているのでしょうね。

日本政府は案外これ以上悪化させたくないとは思っているのかもしれませんが、国民世論はそれを許さないでしょう。

今ではノンポリの一般人までキレてますからね。

嫌韓感情が順調に拡大中ですよ。困ったもんです。

内々に処理するならそれでも良いですが、そのためには韓国側が隠し事せずにすべて明らかにすべきでしょう。

つまり音声データや映像、レーダーの稼働記録もすべてさらして、もし現場の反日馬鹿がやらかしたならそいつを処罰して、再発防止策を徹底してもらう。

それが今後やるべきことです。

そして、日韓の間で、今後の”作法”を決める。人道上の救助を日本海で行う場合は双方連絡するとか、意思疎通のルールを決めるとか、やれるこはいくらでもあります。

とまぁこう書いていながら、ぶっちゃけ無理だろうとあきらめてたりします。

日本に言われて韓国が韓国海軍兵士を処罰するなんてやらないでしょう。

こっそり隠蔽しながら処罰するなら可能かもしれませんが、それもあとでバレたら大変です。

下手したら次期政権の積弊清算ネタにされて政治報復を受けますからね。そんなリスクを犯してまでやるとも思えない。特に相手が日本ならなおさらです。

結局は延々平行線で関係がどんどん悪化していくことになりそうです。

もはや日韓関係悪化はもはやデフォルトなので特に驚きもありません。

今後もテレビや新聞、ネットやYoutubeのネタとして活躍してくれるでしょう。

 

個人的にはレーダーの是非より、今までにも定期的に救助活動していて、脱北の意思を確認せずに即時送還してたんじゃないだろうな?という方が気になります。

ハッキリ言って人道犯罪ですから。

そういう点もぜひ明らかにしてほしいですね。