リアリティのある「北朝鮮が核を使う状況」

やはり北朝鮮が良くあるためには体制変革以外ありえないなと思わず唸ってしまった記事がありました。

脱北した前駐英北朝鮮公使の太永浩が「北朝鮮が核を使う可能性はあるか?」という質問に対する答え。

先日、講演会場で会った前駐英北朝鮮公使の太永浩(テ・ヨンホ)氏に「金正恩が南側に向かって核ミサイルを撃つ可能性があるか」と聞いたことがある。 

 すると「可能性は充分にある」という返事が返ってきた。「北朝鮮で政権転覆のための民主化運動が起きて南側がこれを助長すれば金正恩(キム・ジョンウン)が核爆弾を使う公算が大きい」ということだった。「叔母の夫も殺す暴悪な性格なのに、何もせずに死ぬと思うか」ということだった。 

【時視各角】韓半島の門外漢、北核を扱ってもいいのか

「北朝鮮で民衆蜂起が起き、それを韓国が助長しようとした場合」

思わず唸ってしまいました。

十二分にありえますし、韓国以外でも同じ理由で使うでしょう。

 

正直、核が問題ではありません。核を誰が持つかが問題なわけです。包丁と一緒です。

よく韓国左派の主張で、「北朝鮮に関与して改革開放へと導き、自由化・民主化へと誘導して普通の国へと変えていく」という意見を聞きます。経済成長して豊かになれば自由を求めるはず。そうすれば内部変革が起きて民主化する。それを促すべき、ということですね。

もちろんそうなれば良いですが、その過程では反体制派といわれるグループが力を持つ必要があります。

仮にその反体制派が蜂起しても、独裁政権が反体制派を武力で鎮圧するなんて世界中どこにでもあります。

大昔のローテク時代と違って、現代では武器を持たない民衆が竹やりもって立ち上がったところで機関銃の一斉掃射で鎮圧できます。相手になりません。

今の北朝鮮の体制のまま経済発展したところで、デモの自由はなく、金一族崇拝教育は継続され、外からの情報も統制されることは確実。

むしろ経済発展することで、AI技術を駆使した監視カメラ・盗聴・ネット監視が社会の隅々まで行きわたり、内部からの民衆革命など不可能なほどの完璧な全体主義国家に成長する可能性の方が高い。

そうなると外からの関与がない限りどうにもできません。

抑圧に耐えかねて亡命する人は当然出てくるでしょう。その人たちが外から国連や亡命先の政府に「奴隷支配されている朝鮮同胞を助けてくれ!」と要求することは間違いない。

しかし、北朝鮮が核武装していたら手が出せません。

一体誰が自国民を危険にさらしてまで他国の人間を助けようと思うのか?

めでたく朝鮮人奴隷支配体制は強固になります。

「関与を増やして自由・民主化へ導く」とかほざいてた韓国左派も核で脅されたら黙るでしょう。

「平和が大事」の一言で北の残虐行為はすべてを無視することでしょう。

経済支援を行い、北の民衆が立ち上がる余地さえなくなる全体主義国家の建設に貢献し、北の亡命者に助けを求められても「北朝鮮の民主化は自分たちでやってください。韓国は関係ありません。」と突き放すことでしょう。

こういう連中が今まさに韓国の政権を握っているわけです。

現在の北朝鮮の体制を保障するなら、非核化は必須です。

その状態で経済発展すれば、自由を求める声が出てきたときに外から支援(圧力かける)もできます。しかし、核武装されていては及び腰になるしかない。

もし核を保有したまま制裁解除するなら、体制変革は必須です。

個人的には、台湾と朝鮮半島には核があった方が良いと思っています。中国という巨大な独裁国家と隣り合っているわけですから、その方が安定するでしょう。

しかし、自由化・民主化した国家であることが絶対条件です。

韓国主導の自由化統一された統一朝鮮なら核の黙認もありですが、北主導の赤化統一なら非核化は必須です。

対外的な脅威というよりも、自国民に対する「管理された虐殺」を止めることができなくなるからです。