トランプ大統領のメキシコへの関税圧迫の一因にもなったこの映像。
それにしても陸続きは大変です。
海に囲まれてる日本はこの手の問題とは縁がなくて幸せですね。
スペインなんて北アフリカからゴムボートに乗って乗り込んでくる難民が、ある日ビーチで海水浴を楽しむ人々の間を縫って走り抜けますからね。
その時の写真がこれ。

仮に北朝鮮からこんな難民が押し寄せたら日本は発狂するでしょう。
ま、それがずーっと続けばそのうち慣れそうです。実際そうなってもゴムボートで荒れる日本海を越えることなんてほぼ不可能ですから、やってきても大半は死体でしょうが。
えらい気軽に関税爆弾を炸裂させる、トランプ大統領がろくでもないのはその通りですが、この強硬姿勢に賛意を示す米国人がかなりの数存在することは無視してはいけないでしょう。
実際、着の身着のまま、何の資産もないどころから借金抱えて”保護”されることを前提に押し寄せる人たちを受け入れるのは相当負担です。
反論として「移民は経済的にプラスだ」という意見を聞きますが、それもかなり嘘が交っているそうです。
その辺がよくわかるのがこの本。
この著書で移民は経済的にプラス説の根拠として大々的に報道された、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の移民調査分析センターから出されていた「英国に対する移民の財政的影響」の欺瞞が明らかにされていました。
これがまたひどい欺瞞で、移民は英国人より公営住宅の利用率は低く、国からの給付金や税控除を受ける割合も低い、ゆえに経済的に英国に貢献してる!というものなのですが、その対象となっているのが「高い教育を受けた」欧州経済圏の移民だった、というオチ。
そりゃそんな”有能な移民だけ”抽出して比較したら、英国人より経済に貢献してるという統計結果が出ますわな。
この調査結果を色んなメディアが報道し、それをリベラルの皆さんが拡散し、嘘が本当のことかのように出回ることになったわけです。
着の身着のまま、借金を抱えてやってくる、言葉も通じない難民・移民は受入国の負担になる。そんなもんは普通に考えれば当然のことです。
高福祉国家にとって、”大量の”難民は負担でしょう。
もしその手の人たちを大量に受け入れれるとすれば、アメリカのように自分のことは自分でやれ!という自助努力が正義の低福祉国家でしょう。
そのアメリカでさえも、陸続き続々とやってくる中南米移民に悲鳴を上げています。
地方自治体を麻薬カルテルのギャング団がやっているような国から逃れてくる人はそりゃ気の毒です。
しかし、受け入れ能力を越えた人数が押し寄せても共倒れするだけ。
自国民を守ることが仕事の政治家が、共倒れになることを黙認するわけがない。
自国を守るためなら心を鬼にして追い返す以外ない。
トランプの反移民強硬姿勢を支持する人たちはそう考えていると思います。
ひどいな~とは思いますが、替わりに難民・移民を受け入れる気もない部外者が批判する資格はないでしょう。
善意には限界がある。
これが現実です。