北朝鮮産石炭密輸問題 不思議とロシアは責められない

ロシアの港で積み替えられ、韓国に持ち込まれた北朝鮮産石炭の密輸問題が連日報道で取り上げられています。

もしかして韓国企業が二次制裁の対象になるかも!?と懸念が広がっています。

さすがにその可能性は低いでしょうが、韓国政府がお茶を濁す甘い対応をすると堪え性がないトランプ政権がツイッター爆弾で威嚇するくらいはやりかねません。

問題は、政府が黙認してたんじゃないか?という点と、韓国の輸入業者に騙された被害者とされている購入企業が実は北朝鮮産と気づいていたんじゃいの?という点でしょう。

ここが追加調査でバレたりするとヤバそうです。

 

それはそれとして、間に入っているロシアをもうちょっと非難したり、問題視してもいいんじゃないの?と思ってしまいます。

不思議なもんで、中国やロシア相手だと「どうせ制裁に穴開けるような真似してるだろう」という認識があるせいかえらく甘い。

ロシアへの出稼ぎ労働者が増えている件で、制裁違反だという指摘への反論なんて「ロシアは新たな北朝鮮労働者を1人も受け入れていない。実際には、2017年11月29日までに結ばれた契約に基づきロシアにすでに滞在する労働者への許可についての話だ」という反論です。

超嘘くせぇ。

契約の年月日なんて平気で偽造しそうです。

これが許されるなら、北朝鮮労働者の受け入れなんていくらでもできます。

この辺の堂々と嘘をつく鋼鉄の神経にはいつも感心する。

ウクライナ紛争で、「ロシアは軍を送っていない」とすっとぼけていた時に、ロシア兵がいる!と騒がれたときのプーチンが言った言い訳。

「休暇をウクライナの友人たちと共に過ごすことを選んだのだろう」

・・・

マジか!

マジかプーチン!!

そんな言い訳ありか!?

これ聞いたときは笑いましたね、ほんとに。

これぞロシアですよ。

石炭密輸の制裁違反はロシアも一緒。

韓国が加担したのか!?と問題視されてますが、もっとロシアを責めた方がいい。

今回の原産地ロンダリングなんて氷山の一角でしょうから。

こういうのを知ると、いかに文在寅政権が進めるロシアとの自由貿易圏の設立構想が危険かが分かります。

いつ原産地ロンダリングされた危険な品をつかまされるか分かったもんじゃない。

貿易量が増えれば増えるほど北朝鮮産を紛れ込まされても見つけづらくなります。

原産地ロンダリング品だけでなく、シベリアの豊富な木材一つとっても、北朝鮮労働者が切り出したものだとしたら、北の外貨獲得に貢献したことになってしまいます。

こんなんじゃ不安で安心して貿易できません。

いちいちそんな面倒な検査・調査をやってたらきりがない。

自由貿易の交渉というのは、そういうめんどくさい調査をしなくて済むように、交易ルールを共通化して、お互いそれを遵守することを前提とした紳士協定です。

ロシア相手に「北朝鮮産は除外する。北朝鮮労働者が関わった製品は除外する」と条約を結んでも守ってくれるかは非常に怪しい。

今回の件では、米国も韓国企業に制裁することをチラつかせながら、今まで中国やロシアに対する制裁違反について沈黙していたことを改めさせる良い機会でしょう。

米国、日本と歩調を合わせて各国に「北朝鮮への制裁をちゃんと守れ!」と韓国にも言わせる。

それが今回のような件の再発防止にもつながるはずです。