進撃の文在寅:格差是正を名目に、金持ち叩きで「貧困の平等」を目指す

韓国経済の崩壊音が鳴り響いています。

中国では失業者の米中貿易戦争の余波で失業者が急増し、「農民工」が続々と帰郷して農民に戻っています。(参考記事:【中国ウオッチ】忍び寄る中国「失業ラッシュ」 出稼ぎが大量帰郷 産経新聞)

そして、驚いたことに韓国でも同じことが起きています。(参考記事:韓経:韓国、失業者の帰農で農村就業者急増…「景気低迷前兆の可能性も」

格差是正、公正社会、包容国家という「弱者に優しい政権」アピールで支持を集めた文政権の下で、格差が拡大し、失業が増加し、弱者がさらに苦しむという皮肉な結果が生まれています。

一番の問題は、数々の警笛に耳を貸さず、現在の経済政策を変えようとしない文政権の姿勢でしょう。

 

おそらく、広がる格差と減らない失業者の是正を掲げて、金持ちをターゲットにした増税案が出てくると思われます。

弱者救済のためのバラマキを支えるため、必要な税収を得なければなりません。

韓国経済が追い込まれれば追い込まれるほど、怒れる低所得者層の支持を背景に、かつて共産主義者がやった「資本家&地主から財産をぶんどって貧者にばらまく」という行為をやる可能性が高まります。

そうなったらシャレになりません。

もちろん社会の安定のためにはある程度の分配は必要ですが、やりすぎては社会主義の行き着くところ、つまり「貧困の平等」という「誰も幸せにならない平等な社会」が実現してしまいます。

文在寅大統領もその周りの人々も、悪意を持って韓国全体を不幸にしようとは思っていないでしょう。

純然たる善意で実行し、真逆の結果が出ているわけです。

ゆえに問題は深刻です。

地獄への道は善意で舗装されているもの。

最低賃金も業種や地域別に変えるくらいの柔軟性を示してくれれば良いのですが、その予兆は皆無。

その手の改善は次期政権にならなければ無理かもしれません。

次期政権誕生までに、韓国経済が再起不能なま崩壊していないことを祈るばかりですが、さてどうなるか。

悩ましいのは政権が交代したからといって、韓国経済が大復活するような経済政策が実施されるか分からないことでしょう。

現在の経済大失速も、中国との経済一体化が大きな原因の一つになっています。

米中覇権争いで中国失速はほぼ避けられない状況で、文政権が変わっても不景気を好景気に変えれるかはかなり厳しい。

政権が変わったところで、せいぜいマイナス100の文政権から、マイナス30にマイナス幅を改善できる新政権が誕生するくらいのことしかできなそう。

不景気ほど全てをひっくり返してガラガラポンする”革命”を助長するものはありません。

それが良い結果を生むこともありますが、だいたい失敗して大混乱することが多い。

フランス革命のように王様をギロチンにかけて怒れる民衆の溜飲を下げるようなことになりがち。

韓国で起こるとすれば、財閥企業が擬似的なギロチンに掛けられ、金をむしり取られる可能性が一番高そう。

そうなったら韓国経済は再起不能でしょう。

さすがにそんなことになる前に気づくと思いますが、苦労は少なければ少ないほど良いわけです。

早く今の自分で自分の首を絞めるような経済政策をさっさと捨てて方向転換すればいいのに、そんな気配はなし。

今のところ、文在寅政権は社会主義の行き着くところ、”貧困の平等”を目指してひた走っているように見えます。

恐ろしい限りです。