『進撃の巨人』がまるで北朝鮮

従北情報

別冊マガジンに連載されている大人気漫画の『進撃の巨人』。

その内容が、北朝鮮や全体主義国家でやられてきたことと似ていることに驚きました。

作者は、ジョージ・オーウェルの『一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)』や、北朝鮮の体制なんかを参考にしているのかもしれませんね。

と、思ってたら、なんと編集者は在日だったようです。そりゃ全体主義の描き方がまるで北朝鮮なのもうなずけます。妻の殺害容疑で捕まったみたいですね。

まぁそれと「進撃の巨人」の内容は別問題なので、普通の殺人事件として粛々と対応してもらいたいところです。

どうせ「在日ガー!!」と嫌韓ネトウヨ=従北偽装右翼の皆さんが、在日嫌悪と反韓情緒を扇動するでしょうけど、そういうのはスルーするのが正解です。

で、本題の北朝鮮と一緒だとしか思えない「進撃の巨人」について。

 

ここ3,4回で、いよいよ壁の外の実態が明らかになってきたのですが、その世界がなかなかの全体主義体制。

マーレ人とエルディア人がいて、エルディア人は生まれながらの罪人として生きるしかない世界。こういう構図は北朝鮮の収容所と同じです。

エレン(主人公)の父(グリシャ)がこのエルディア人なのですが、壁の外に生まれ、エルディア人の隔離地域から無断で妹と抜け出し、それが見つかります。経緯はマンガを読んでもらうとして、妹が死にます。

妹の死に関与しているとしか思えない支配者のマーレ人がまるで北の保衛部。

大嘘の説明を北の保衛部そのものと言えるマーレ人が説明し、それを唯々諾々と受け入れるグリシャの父。

まるで北送された在日の死を当局から告げられ、残った親族のために騒ぐこともなく、淡々と受け入れる日本の在日朝鮮人のようでした。

「息子に勝手に管理区を出ないよう言って聞かせろ」と言われ、主人公の父であるグリシャと言い争いする姿が、北の収容所で生きる人々そのものです。

 

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「そんなに父さんと「楽園」に行きたいのか」

「収容所送りになりたいのか?」と北の体制批判を止める親族の姿そのままです。

「楽園」という単語も「地上の楽園」を彷彿とさせます。他にも「フクロウ」という秘密組織の名前が出てきたりと、北や総連を思い出させる単語が出てくるので、もしかしたらその辺の歴史からインスピレーションを得ているのかもしれないな~、と思ってたら編集長が在日。

大いに納得しました。

「われわれにできることは・・・この収容区でただ慎ましく、沈黙し、生きることだ」

見ざる、聞かざる、言わざるでとにかく生きろ、と親に諭された北送在日の証言を見るようです。

「進撃の巨人」のやりとりは、朝鮮学校の発展に貢献した、韓鶴洙(ハン・ハクス)先生がスパイ容疑でとらえられたときの在日朝鮮人の会話とまったく一緒です。

一九七一年と記憶されるが、韓鶴洙先生は片道キップの教育者代表団の一員として北へ「帰国」することになる。

(中略)

風の噂に聞こえてきたのは、一九七五年の暮れのことであったと思う。
韓鶴洙先生がスパイ容疑で取り調べを受けているとの事であった。これを聞いた父は「そんなバカな、容疑もくそもあるもんか! 本当の悪者を疑え!」。

父は耐え切れず新義州に行くといってきかない。周りに住む「帰国者」たちが止めてもきかない父に、誰かが「スパイ容疑(政治犯)は本人だけではなく、その家族まで山奥の収容所に送られる。いまあなたが行ったところでなんの弁護もできないし、逆にあなたと家族にまで被害がおよぶ。それでも後悔しないのなら行きなさい」と言うのであった。

北朝鮮ではなんの抵抗もできないことを教えてくれた。さすがの父もわが身は惜しくないが、自分の家族にまで被害を受けるとの一言で力なく座りこんでしまった。あのときの父の悔しがる姿が今も眼の前にうかぶ。

日本にいるときは総連と在日の権利のため、警察であれ役所であれ、大声を張りあげ在日の正当な主張を堂々と展開してきた父であるのに、自分の祖国と思いこんでいた北朝鮮で、友人の弁護も発言もできないばかりか、政治犯には法的手続きもできず、弁護も裁判もない矛盾に耐え切れなかったのだ。

『光射せ!第7号』 P130-132

 

ここ数回の『進撃の巨人』の内容は、まさに北朝鮮と同じです。なかなか凄まじい。

編集者が在日となると、内容もいろいろと勘繰りたくなってしまいます。どうやら「進撃の巨人」の担当編集ではなく、別冊マガジンの全体の編集長のようですが、全体主義体制とはいかなるものか、そういう助言はしていたでしょうね。

壁の中の人々は北朝鮮。壁の外のマーレ人とエルディア人は、日本と差別に苦しむ在日というところでしょうか。

最終的には壁を壊して外に出るようなエンディングなのだろうと思えますが、閉鎖国家の中で苦しむ北朝鮮人民が自力で壁を壊してほしい!という希望をこめているのかもしれませんね。

韓国から北に向けて風船を飛ばしていますが、『進撃の巨人』を入れて飛ばすのも良いかもしれません。

北朝鮮という閉鎖国家=壁の中で生きる人々が、巨人の恐怖を打ち破って外に出ようとする物語です。北朝鮮からしたら嫌な内容でしょう。

「進撃の巨人」の今後の展開が楽しみです。

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