「シベリアがなければマルクスもレーニン主義もない」北朝鮮に言いかえると…

かつて東ドイツ人のある保安関係者が「シベリアがなければ、マルクス主義もレーニン主義もない」と言ったそうです。(『粛清の王朝・北朝鮮』 P102)

北朝鮮に言いかえれば、「強制収容所がなければ主体思想も金日成主義もない」といったところでしょうか。

友人知人・地縁血縁のつながりを破壊する密告制。

親族根絶やしの連座制。

拷問と飢餓と暴力で人間を奴隷化する収容所の恐怖支配体制。

これなくして北朝鮮の体制維持は不可能でしょう。

 

やっかいなのはこの悪逆非道を見て見ぬふりをする人々。

それも過去を持ち出して免罪しようとする輩が実に多い。

日本では、植民地支配と慰安婦と強制徴用と在日差別。この辺を持ち出して北朝鮮の悪逆非道を矮小化しようとしてきます。

韓国では、軍事独裁政権時代の済州島四・三事件、保導連盟事件、光州事件、在日スパイでっち上げ、共産スパイでっちあげ、アカを刑務所でフルボッコにした暴力事件、この辺を猛プッシュして北の韓国に対する数々の犯罪行為を免罪。

これに反戦絶対主義者や平和愛好家が結託して、北朝鮮を悪魔化するのはやめよう!話せばわかる!対話が大事!と、いままでことごとく失敗してきた方法を延々と主張する。

意味が分からない。

人間を高射砲で粉々にしてガソリンかけて燃やす残虐行為にドン引きしないのはなぜなのか?

あたり前のように公開銃殺をして民衆を恐怖で沈黙させる行為に、恐怖も同情も怒りも感じなじのはなぜなのか?

ファシズムを嫌い、ことあるごとにヒトラーとホロコーストを持ち出すくせに、今現在運営されているホロコーストもかすむ北朝鮮の強制収容所に沈黙するのはなぜなのか?

本当に理解できない。

一種の精神病なのだろうか?

90年代から大量発生した脱北者の証言でドン引きの実態が明らかになっているのに、「いや、証拠がないからなんとも言えない」「脱北者は嘘をついているんじゃないか?」「まさかそこまでやらないだろう」「恨みからおおげさに言っているのでは?」と、いまだに言い続ける人々。

だいたい左派の平和愛好家。

人道支援の名のもとに、平気で独裁体制に金を渡して朝鮮人奴隷支配体制を維持することに加担する。

それが結果的に、閉鎖国家に穴をあけることにつながるんだ!という理屈も分からんでもないが、それなら直接民衆に渡して、さらには食べ物が口に入るまで見守るくらいのことをやるべきでしょう。

言われるがままに北朝鮮政府に物資渡したら、「海外の人道支援」が「元帥様の愛」にロンダリングされて、金一族への忠誠心を強化道具に使われる。

そして、忠誠を誓う特権層に銃を渡して、その他大勢の朝鮮人を奴隷支配。

平和を掲げて、朝鮮人を奴隷化することに加担する。

とんでもない連中です。

 

違うというなら、少女像の替わりに北の収容所や中国東北部で性奴隷になっている北朝鮮の女性のために慰霊碑を建てるべきでしょうし、日帝時代の徴用工の替わりに北の収容所で奴隷労働の末に死んでいった韓国軍捕虜や在日コリアンの銅像を建てるべきでしょう。

そんな人たちが、なぜか見当たらない。

慰安婦問題でギャンギャン騒ぎ、ヘイトだ差別だと声の大きい人たちからも聞こえてこない。

在日の味方を自称するわりには北朝鮮に北送された在日の親族を思いやることもないし、その人たちのために行動することも発言することもない。

「リベラル」という単語にうさん臭さが生じてしまったのは、こういう二重基準を平気でやる連中がリベラルを名乗るせいでしょう。

迷惑なので本当にやめてほしいものです。