米中新冷戦:レアアースを禁輸したら転売ビジネスが横行するだけ

ファーウェイに対するGoogleスマホ用ソフトの禁止を受けて、中国がレアアースを禁輸するんじゃないか?と囁かれています。

本当にやったら確かに米国にとって打撃でしょうが、そんなことをしたら米国からの仕返しも半端ないものになるでしょう。スマホ用OSのAndroidだけでなく、Windowsまで中国で使用することを完全に禁止するかもしれません。

物理的な物質であるレアアースと、半導体の上で動く仮想世界に存在するソフトウェア。どちらがより完璧に制御できるかと言えば後者です。

現金取引と、クレジットカード取引のどちらが誤魔化しやすいか?というのと同じです。

レアアースを禁輸したところで、転売ビジネスが世界中で横行するだけでしょう。

特に契約なんてしれっと破る、第三諸国が大儲けのチャンスだと嬉々として取り組むと思います。

何せ右から左に動かすだけでマージン利益をゲットできるわけです。こんな簡単かつボロい商売はありません。

それにレアアースなら在庫を積み上げることもできます。

別地域でのレアアース開発が進むでしょう。

それに比べてソフトウェア(特にOS)は、そんなことはできません。

代替え開発をしても”多くの人が同じものを使う”ことがメリットになる、勝者総取りの世界がITの世界です。規格と一緒で共通化されていないと意味がない。

世界のレアアースのほとんどを中国で生産しているからと言って、本当に中国にしか存在しないわけでもない。

それに比べて、Youtube、Gmail、Googleマップ、その他もろもろの必須アプリを代替えできるとも思えません。

まったく同じ機能を有していても、流行っていなければ意味がない。

禁止されるなら仕方ないと代替え手段を探すでしょうが、中国製以外でそれらのソフトが動くスマホを買えるなら、多少高くてもそちらを買います。

2月末ごろの合意間近報道がいったいなんだったのか?と思える今の状態。

米中新冷戦は戦前の日米開戦前夜のようです。

急転直下、米中が和解して通商戦争が終結。そんな未来は一ミクロンも見えてきません。

こりゃもうダメですね。

リアリスト系の専門家が「中国共産党をつぶすまで終わらない」と言っていますが、その通りになりそうです。