テロ防止法に反対する日韓の左派政党

去年の本ですが、北朝鮮がビシバシ韓国に対する工作を強化している中で、韓国でもテロ防止法が強化されています。

それに強硬に反対する韓国野党の姿が、日本の野党と同じ。

笑えないことなのですが、ここまでそっくりだと乾いた笑いが出てきます。

 

韓国よ、「敵」を誤るな!』 P109-111より

政争に明け暮れる議会

公約を守れない大統領や政府の足をさらに引っ張っているのが韓国議会です。そこで繰り広げられている「闘争」の凄まじさには驚きます。二〇一六年二月に、北朝鮮の金正恩第一書記が韓国へのテロ能力拡大を指示したこともあり、与党は十五年前から懸案だったテロ防止法案の可決に全力をあげました。「韓国社会を守るために必須の法案だ」と政府は説明しましたが、親北朝鮮派が多い野党は「人権を侵害する」などと難癖をつけて、国会内で熾烈な反対闘争を繰り広げました。

「テロ等準備罪」の法案に反対する日本の野党と同じですね。

最大野党の「共に民主党」は、二月二十三日から九日間に渡って三十八人が合計百九十二時間二十五分フィリバスター(長時間演説を行なって議事を妨害する行為)を行ない、世界最長記録を打ち立てています(それまでは、カナダ国会における新民主党の五十八時間)。

日本の牛歩戦術と一緒。

なぜこういう子供の嫌がらせを国会でやれるのかが謎。

そしてこの政党が今では韓国の与党です。

山本太郎がいっぱいいる政党が政権を握った感じでしょうか。

本当に笑えない。

テロ防止法案は賛成多数でようやく二〇一六年三月二日に可決されましたが、本件に限らず政府が準備する重要法案に野党はことごとく、かつ徹底的に反対します。韓国では二○一二年に「国会先進化法」なるものが制定され、在籍議員の五分の三の賛成がなければ法案を本会議に上程できない仕組みにしました。

3分の2の賛成がなければ憲法改正できない日本と同じ状態になっちゃいましたね。

企業で地方でも、「みんなの賛成を得られることが条件」を入れるとだいたい衰退しますよね。

これは強行採決を避けて与野党の話し合いを促す目的でできた法律ですが、五分の二を超える野党勢力の反対で重要法案の本会議上程はすべて阻止されるという予期せぬ結果を招いてしまいました。朴槿恵大統領が就任後、経済改善のために提出した、労働改革法やサービス産業発展法なども野党の大反対で法案処理できず、しかも肝心の与党セヌリ党が親朴派と非朴派の間で内部抗争を始めたため、成立の見通しは未だに立っていません。

貴族階級の労組から特権を取り上げようとしたら共に民主党から猛反対くらって頓挫。

与党になった共に民主党は、文在寅政権下で特権をさらに強化していってます。

どう考えても朴槿恵政権下で進めようとした経済改革の方が韓国のためになります。

『産経新聞』の名村隆寛ソウル特派員は二〇一六年三月二十二日付で韓国議会の混乱ぶりを紹介しており、その一部を引用します。

――テレビで見る国会の様子に「今日もやっとるね」と思う。特に「韓国らしい」と感じるのは、政権に限らず気に入らない相手の足を引っ張ることだ。北朝鮮が挑発を続けるまさにその瞬間も、韓国の政界はポピュリスムや保身にご執心だ。「妨害、人の足を引っ張ることに”生きがい”を感じているのではないか」とまで錯覚さえする。――

北朝鮮が挑発を続けるその瞬間も人の足を引っ張ることに”生きがい”を感じているのではないか?

日本と一緒で本当に笑えない。

特に、北と総連の人質脅迫の被害にあってきた在日コリアンが人権掲げて「テロ等準備罪」に反対する姿を見ると、この人達はマゾなのか?と心配になります。

もっと強化された「テロ等準備罪」が60年代からあれば、日本を基地にした韓国への対南工作も防ぐことができたかもしれません。

総連も早々に取り締まられて、朝鮮学校は「将軍様の学校」をやめてまともな民族教育を行う「在日同胞の学校」に是正されていたかもしれません。

帰国事業は善意で9万3千人を地獄に送りにしてしまいましたが、同じことをまたやっています。

「テロ等準備罪」を共謀罪呼ばわりして潰し、北朝鮮のテロ犯罪から自国に住む日本人や在日コリアンを保護させないようにする善意のリベラルには困ったものです。

今回紹介した『韓国よ、「敵」を誤るな!』という著書はくだらない嫌韓本よりよほど参考になります。

売れるから仕方ないのかもしれませんが、韓国を語る上で北朝鮮という無視してはいけない要因をあまりとりあげない本はだいたい誤認識を引き起こすのでお勧めできません。

「儒教の呪い」がどうとか言い出す本なんてその筆頭です。

だいたい儒教的な要素など、韓国からはどんどん消えて行ってます。

李氏朝鮮時代の儒教国家を体現しているのは北朝鮮でしょうに。

”儒教”なんぞより、「韓国人の情緒を利用した北朝鮮の工作」という観点で韓国を見た方が良いでしょう。

そういう意味でもこの著書のように北朝鮮というアクターにきちんと言及している本は参考になります。

韓国よ、「敵」を誤るな!

韓国よ、「敵」を誤るな!