文政権と与党「共に民主党」の支持率が低下しています。まぁ下がっているとは言っても圧倒的高支持率であることは間違いありません。
で、この文政権への支持率低下が韓国保守にとって良いことかと言うと内訳を見るとそうも言ってられません。
なぜか?
共に民主党よりもさらに左の正義党の支持率が急上昇しているからです。
当初は1%くらいだった正義党の支持率が今では10%越えで自由韓国党に匹敵するような状態。
共に民主党と合わせれば、左派支持率は60%以上をずっと維持していることになります。
文政権と共に民主党の支持率が下がっていることで「社会主義的経済政策」や「親北親中・反米反日的外交姿勢」が改まっているかと言えばそうではななさそうです。
むしろ共に民主党の「政権与党になったから現実的になった」ことに不満を抱いたもっと左性向の人々が、極左政党の正義党に流れたと思った方が的確な情勢判断のようです。
統合進歩党未満、共に民主党以上の左派政党正義党の大躍進。
今後どんどん文政権の経済運営が失敗して支持率が下がったとしても、「経済困窮の原因は財閥改革が足ないからだ!」という狂った主張が貴族労組中心に扇動され、正義党が政権を握るなんて恐ろしい事態になる可能性もあるかもしれません。
支持層の内訳も危険で、60代以上や保守支持層は正義党を支持していませんが、若者を中心に正義党の支持率はうなぎのぼりです。
慰安婦問題で日本との合意をひっくり返してもっと強行に対応しろ!という原理主義者や、南北外交で米国や国連制裁なんざ無視してもっと経済交流やれ!という親北的な民族主義者たちが正義党に流れているのでしょう。
米軍撤退を声高に主張している反米団体もきっと正義党支持でしょう。
こんな危険な党が大躍進です。
文政権と共に民主党の支持率が下がったからといって、左派に握られた政治権力が右派に戻ってきていると楽観的に考えれる状態でもなさそうです。