トルコが中国のウイグル弾圧に対して非難声明を出しました。
「独裁色を強めるエルドアン大統領」というフレーズで、友好的とは言い難い報道をされがちなトルコのエルドアン大統領。
最近はサウジのジャーナリスト殺害で暴露しまくったり、シリア情勢で積極的に仲裁役に乗りだし、非武装地帯を作ろうとしたりと色々頑張っておられます。
今度は中国のウイグル弾圧に対して、直々に非難声明を出しました。
収監されていたウイグル族詩人の死亡を受けて、トルコ政府が中国を名指しで非難。
ウイグル族への弾圧がひどくなっている!
同化政策が原因だ!
恣意的に逮捕・拘禁して、拷問と思想教化を行っている!
そんな行為は人類の恥だぞ!
収容所を閉鎖しろ!
とのことです。
どんどん言ってくれ。
最近黙ってるな~と思ってましたが、選挙も近いせいか保守層にアピールするという思惑もあって、中国への批判を強めています。
そうすることで「トルコは米国や欧州側に立ってますよ」とアピールできる効果もありそうです。
日本政府も見習ってほしいですね。
米中の新冷戦で日本を篭絡したいと中国が思っているときこそ、この手のことで堂々と批判すべきでしょう。
それでこそ中国も躊躇して弾圧を緩める(できなくなる)はずです。
北朝鮮にも同じことをやってほしいのですが、対話モードのためか人権批判はトーンダウン中。
非核化で大きな進展でもあれば、当分封印されるでしょう。
ウイグル族が中国共産党の圧政から解放されるのが先か、北朝鮮国民が金正恩労働党から解放されるのが先か。
現代で本物の奴隷制が維持されている国は、中国と北朝鮮くらいでしょうね。
アジアの恥ですよ。