トランプは米兵が殺されない限り軍事攻撃はしない

一触即発のイラン情勢。無人機撃墜で攻撃一歩手前まで行ったと報道されています。

トランプ大統領が攻撃実行を10分前に止めたとツイートしています。

理由は米兵の死者数と無人機撃墜のリベンジが釣り合わないから。

トランプ大統領自身は自分は狂犬(マッドドッグ)に見せようとしているようですが、トランプ大統領は軍事攻撃に対してもの凄く否定的です。非常に嫌がります。

別に平和主義者だからというわけではなく、他国のことで血を流す気がさらさらないというのと、中東から撤退するという選挙公約で当選した以上、中東に深入りしたくないのでしょう。

もしやるならサウジやイスラエルに攻撃させたいのが本音でしょうね。

後ろから中東の同盟国が国際社会で孤立しないよう応援し、武器を売り、イランに経済制裁を加えて弱体化させる。

米兵を最前線に立たせることはない。

これがトランプ流のアプローチだと思います。

ゆえに米軍がイランへ大規模な攻撃を直接加える可能性はかなり低い。

やるときは革命防衛隊が米兵を殺したときでしょう。

イランもその辺は察してますから、できることはせいぜい無人機を撃墜するくらい。あとは外注してイランが資金援助している武装組織にやらせるくらい。

その手の嫌がらせを延々繰り返して米国から譲歩を引き出そうとするのがイランの戦略。

ただ、その戦略がイランにとって良い結果につながるは疑問。

米国がイランに対してやろうとしている戦略は明確です。

イランに経済制裁を加え、経済を破綻させ、若者を海外流出させ、弱体化させること。

そうなればイランはイスラム神権体制を維持するためにどんどん抑圧的になるでしょう。

何せイランの最強の武力は国軍ではなく、最高指導者ハメネイ師に従う革命防衛隊です。

選挙で選ばれるトップが指揮する国軍ではありません。

こういう体制は中国と一緒ですわ。

イランが親日だからといって、仲間と思ってはいけません。しょせん自由と民主主義に根差した、国民国家の国ではありませんから。まぁそんなこといったらサウジもそうですけども。

ボルトンあたりがけしかけて、米軍に攻撃させようとするでしょうがトランプ大統領がOKを出すことはまずないでしょう。

米国がやろうとしているのは、どんどん経済制裁を強化し、国際的に孤立化させ、ベネズエラのごとく貧乏で惨めな国へと弱体化させることでしょう。

ベネズエラのごとく国民が海外へ逃げ、革命が起きて現在なイスラム神権体制が崩壊するまでアメリカがイランと友好的になることはほぼないと思います。

これからもホルムズ海峡は炎上し続けることでしょう。

中東の石油に頼るエネルギー政策はもはや限界ですね。

石油価格が高騰して国際市場が荒れそうです。