トランプ大統領一般教書演説 北朝鮮政策

昨日、トランプ大統領の一般教書演説が行われました。

韓国や日本では北朝鮮のことをクローズアップして報道されていますが、演説全体から見れば「しょせんは東アジアローカルネタ」でしかないんだな~と思えてしまう重みでしかありませんでした。

アメリカからしたらベネズエラの方が外交的には重要でしょう。

何せカリブ海はさんですぐ隣の国が、ガッチガチの反米から親米の国へ生まれ変わるかどうかの分かれ道であり、不法移民の供給源・原因その一でもあるわけですから。

そうはいってもトランプ大統領の外交成果の一つとして、常にアピールされる北朝鮮問題。それについても発言はこちら。

 

 

去年の北朝鮮の独裁体制の極悪さや、人権問題をこれでもかと取り上げた演説に比べたら凄まじい後退です。

日本人拉致問題のことに言及してくれた!脱北者問題に言及してくれた!と喜んでいた去年のことがもはや遠い昔のことのようです。

  1. 人質になっていた米国人が帰ってきた。
  2. 〇〇ヶ月以上ミサイルは飛んでない。
  3. 俺が大統領になってなかったら北朝鮮と戦争になっていた。

この3点がこれからも繰り返し強調されることでしょう。

逆に言えばこれがレッドラインになっているとも言えます。

もし北朝鮮が核実験やミサイル実験を行ったら、「俺との約束を破って面子を潰された!」とトランプ大統領がキレて軍事攻撃オプションをあっさり選択する可能性があります。

なかなかどうして有言実行の人ですから、北朝鮮としてもそのようなリスクは犯せない。

そういう点ではトランプの任期中に核・ミサイル実験は行われないと思って間違いなさそうです。

しかし、裏を返せばその間、北の朝鮮人弾圧体制は維持されることになります。

しょせん自分の支持層が重視する人権問題にしか興味がないトランプですから、北朝鮮の人権問題が外交交渉の争点になるのは、人権にうるさい民主党政権になるまでやってこなさそうです。

嘆かわしいことです。

とりあえず第二回米朝会談が決まりました。

27日と28日にベトナムで行われるとのこと。

ドタキャンリスクはありますが、まぁおそらくは実施されるでしょう。

上述したトランプが功績としてアピールしている3つが維持される限り、「ビッグディールがあるかも!?」と期待させながら、中身があるかどうか怪しい「スモールディール」がちょこちょこ繰り返されることになりそうな気がしています。

結局、問題の本質は核兵器ではなく、凶悪な統治体制そのものなわけです。

仮に非核化したところで、あの政治体制のまま経済成長し、通常兵器や化学兵器がグレードアップされたらかなりの脅威です。

韓国はそれでもいいのでしょうか?

あの体制のまま経済発展したら、中国がウイグルでやっている住民監視テクノロジーが大々的に導入され、監視カメラ・盗聴・通信傍受が国家全体に行きわたり、AIとの相乗効果もあいまって、完璧な監視国家・警察国家が出来上がることでしょう。

経済発展することで自由を求めるデモが頻発し、民主化要求が高まることを世のリベラルたちは期待しているようですが、そんなバラ色の未来は訪れません。

北朝鮮の体制を変革せずに成し遂げられる経済成長の結果は、朝鮮人奴隷支配体制の完成です。

感情のないサーバーが判断して取り締まる対象を発見するわけです。

そこら中に監視カメラと収音マイクが設置され、音声認識技術の発展とともに、独裁者に逆らうことなど不可能な世界へと変わることでしょう。

賄賂もききません。

容赦ない統治が行われます。

学校では表情認識技術の発展とともに、人間の感情まで識別し、より政権に忠実で、金一族に忠誠を誓う子供たちが選抜されることでしょう。

そいつらに銃を持たせてその他の住民を統治させれば体制は盤石です。

経済制裁も解除されれば、奴隷労働による製品を世界中で売って大儲けし、その収益はすべて独裁者とその取り巻きが収奪することになります。

トランプ大統領の一般教書演説や、ビーガン特別代表の「北朝鮮を侵略したり、政権転覆を試みたりすることはない」という発言を見る限り、その悪夢のシナリオが実現する可能性が高そうです。