トランプの金正恩”愛”は「あまり興味ないから大人しくしとけば文句ない」というだけ

ニューズウィークに『朝鮮半島を不安定化させるトランプの金正恩「愛」』という記事がありました。

内容はしごくもっとも。トランプが金正恩を信じると言ってるが、その間 「核開発計画をまったく縮小していない。弾道ミサイル計画もまったく縮小していない」 とのご指摘。

その通りなんですが、それも当たり前です。

何せ世界は問題であふれてます。

日本からしたら北朝鮮問題はトッププライオリティですが、米国からしたら下の方でしょう。

ホルムズ海峡ではイランとサウジが激突しそうになっていますし、ベネズエラでは政権と反政権で内戦が勃発しかねない。

シリア情勢もイスラエルがシリア内のイラン革命防衛隊の拠点をボコボコに空爆。

ウクライナでもずーっと内戦です。

北アフリカの情勢も不穏極まりなく、情勢が悪化すればEUへさらなる難民が押し寄せるでしょう。

中南米の米国への難民キャラバンも絶賛継続中。

これらに比べたら北朝鮮が”飛翔体”なるミサイルを飛ばしたところで、たいして気にもなりません。

なにせ死者が出ているわけでもない。

シリア、イエメン、パレスチナ、アフガニスタン、リビア、ウクライナ、ベネズエラ、スーダンなどなど、マジで殺し合いしていることに比べればかわいいもんです。

個人的には、北朝鮮政府による自国民弾圧で死者が出ているので、もっと重視すべきだと思いますが、血まみれの人間や、わんわん泣く子供の写真なり映像なり出てこない限り、世界中の注目も共感も同情も集まりません。

その点が北朝鮮の難しいところです。

結局、トランプに金正恩への”愛”などあるはずもなく、興味がないから大人しくしておいてくれたら文句ない、というだけ。ほめちぎっているのはただのリップサービス。習近平にも同じようなこと言ってますしね。

「問題起こさないなら文句ないよ、でも核放棄するまで制裁はやるけどね」が基本でしょう。

もっと北朝鮮の人権問題や独裁政権の残虐さに注目してほしいんですけど。

これが悲しい現実です。