米国最高裁判事のルース・ギンズバーグ判事が入院しました。
トランプ氏の退任までは現職を退かないことを明言しているリベラル派の判事の入院。
入院の経緯はこちら。
米連邦最高裁は8日、ギンズバーグ判事(85)が最高裁の執務室で転倒し、首都ワシントン市内の病院に入院したと発表した。肋骨が3本折れているという。ギンズバーグ氏はリベラル派で、現在の判事の中では最高齢。
執務室で転倒して肋骨を3本骨折。85歳でこのケガは深刻です。
トランプが引退するまでは這ってでも仕事を続けるという強い意志をお持ちのようですが、これは引退するしかないかもしれません。
仕事続けられないですからね。
このタイミングでこの事件。
トランプは悪魔と契約でもしてんじゃないかとビビりますわ。
現状の最高裁判事の構成はこちら。
最高齢のトップ2はどちらもリベラル派です。
ギンズバーグ氏が引退すれば、トランプ大統領が指名する保守派判事を上院の過半数を握る共和党がすんなり承認することは確実。
5対4が、6対3に。
トランプが二期目も当選すれば、その間にスティーブン・ブライヤー氏も80歳越えの高齢ですから、引退するか死去する可能性は高い。
そうなったら共和党大統領が指名した最高裁判事が7名です。
世論の状況を見て、共和党が多数派を占めている間がチャンスと、クラレンス・トーマス議員に引退してもらって後任を決めて50代の議員に若返らせれば、当分は20年は共和党指名の最高裁判事が7名となります。
危険な匂いがプンプンする。
先進国初の人工中絶禁止が実現しかねませんね。
まぁさすがにそこまでいったら若者票が大集結して共和党が完全崩壊するでしょうけど。
80代の高齢判事2名が引退したら、トランプ大統領が指名する判事が4人です。
2期目突入してトーマス議員に早期引退してもらったら5名になります。
もしそうなったらトランプ信者によってこの功績は神格化されることでしょう。
何かが憑りついてるとしか思えないトランプ大統領の運の良さ。
これにギンズバーグ判事の気迫が勝てるか。
この老女にすべてを託すしかないリベラル派の悲劇。
ヒラリーが勝ってればご老体に多大な負担をかけることなく引退の花道を歩ませてあげられたのに、執念で職務を継続してもらうしかない状況。気の毒ですね、ほんとに。
85歳で肋骨3本を折る怪我。
う~~~~ん、復帰は厳しそう。
次も保守派判事が任命されたら福音派の支持は盤石になりそうです。
大統領二期目を狙うトランプからしたらありがたいことでしょう。