1975年9月2日、朝日新聞朝刊『200万超す日本人が在韓米軍撤退署名 朝鮮総連発表』という記事があります。
なぜか存在をスルーされることが多いですが、日本にいながら韓国からの米軍撤退を熱心に求めてきたのは朝鮮総連です。
記事の全文はこれ。
200万超す日本人が在韓米軍撤退署名
朝鮮総連発表
在日本朝鮮人総連合会は、在韓国連軍司令部の解体、米軍撤退を要求して、七月二十七日から大阪―東京間を中心に「平和行進」を続ける一方、日本の各界に働きかけて署名運動を進めていたが、一日までに約二百五十万人の署名を集めた。
一日午後、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた「アメリカ帝国主義と朴正煕一味の核戦争挑発反対、南朝鮮からの米軍撤退要求、祖国の自主的平和統一促進在日朝鮮人中央大会」に先立つ記者会見で韓徳銖議長が明らかにした。
『1975年9月2日 朝日朝刊』
今じゃ考えられないことを主張しています。
まず「在韓国連軍司令部の解体、米軍撤退を要求」することが、なぜ「平和行進」になるのかが謎です。
朝鮮戦争が勃発した大きな要因の一つが、米軍の撤退です。
韓米同盟もなく、戦争に疲弊していた米軍が引いたため、パワーの空白ができ、金日成がチャンスだと見て戦争を仕掛けたわけです。
このころの米国はソ連を信頼できる同盟国くらいに思ってましたから、無邪気に米軍を撤退させてしまったのでしょう。李承晩が必死に引き留めたのに見事に攻め込まれました。米軍が駐留し続けていれば、朝鮮戦争は起きなかったはずです。
金日成はず~っとスターリンに南進武力統一を要求していましたが、スターリンは最初反対していました。
しかし、アメリカに続いてソ連でも原爆開発に成功。アメリカに対抗できると確信して金日成に南進を許可。ただし、毛沢東の賛成を得ることを条件にします。
金日成は毛沢東のところに行って説得し、毛沢東は合意。
めでたく朝鮮半島全域を焼け野原にする朝鮮戦争の勃発です。
もう一度、朝鮮戦争を起こしたいとしか思えない「在韓米軍撤退署名」をせっせと集めていたのが朝鮮総連です。
これ今もやってますよね。
済州島の米軍基地建設を反対する運動家なんてまさにそれ。
さぞかし在日「韓国人」の仮面をかぶった従北さんたちが集まっていることでしょう。
沖縄の米軍基地反対運動もメンツは一緒でしょうね。
彼らの頭の中では、「アメリカ帝国主義と朴正煕一味の核戦争挑発反対、南朝鮮からの米軍撤退要求、祖国の自主的平和統一促進」という思考回路になってそうです。
いい加減、北朝鮮の「個人崇拝・軍事独裁の清算と民主化」が統一の第一条件だと気づいてほしいものです。
朴正煕政権時代、在日や良心的知識人の皆さんは韓国に対して、統一のために「軍事独裁の清算と民主化を!」と叫んで盛大に市民活動展開してたわけですよ。
同じことやれって話しです。
韓国が民主化された後のその連中の行動。
慰安婦問題炎上。
独島・竹島問題炎上。
沖縄行って米軍基地反対運動。
済州島行って米軍基地建設反対運動。
目標は、日韓分断と韓米分断。
やってる本人たちは正しいことだと思ってやっているから始末が悪い。
どうしようもないなこいつら、とあきれてしまいます。