在韓米軍撤退に反対する周辺国は日本だけ

南北の板門店共同宣言以降、順調に韓米同盟が弱体化しています。

もはや在韓米軍撤退などありえないと言えない状態になってきました。

北朝鮮は在韓米軍撤退を要求してきても、韓国国民の世論に反対されて厳しいだろうと思っていましたが、それも一部の韓国保守だけが反対するだけで、「平和」が実現されるなら在韓米軍撤退を容認しそうな勢いです。

 

もはや在韓米軍撤退に反対する周辺国は日本くらいになってきました。

北朝鮮・中国・ロシアは在韓米軍撤退に大賛成。

選挙で不利にならなければ、在韓米軍撤退をさせたいというのが韓国左派政権の本音。

米国も「韓国が望むなら出ていくよ、だって金かかるし」という本音が隠せない状態。

唯一在韓米軍撤退を望まないのは日本のみ。

どう考えても韓国の安全のためにまともな意見を言っているのは日本くらいなのに、「平和と統一を邪魔する隣国」のように文句を言われんだからやってられない。

韓国の安保を重視する人たちから、もうちょっと日本を大事にしようと言われたいものです。

盧武鉉政権時代は赤裸々な米国軽視に国民が不安を抱いて支持率低下に繋がっていましたが、文政権はその点うまくやっています。

ことあるごとに韓米関係の堅持と緊密さをアピールし、韓米関係は順調だと韓国国民に思わせながら、実際の行動は韓国から米軍を追い出すようなことばかり。

もし在韓米軍撤退・韓米同盟破棄をすることで、”本当”に北朝鮮が核・ミサイルを破棄し、化学兵器やソウルを射程に収めた長距離砲台群を撤去するなら、韓国国民は在韓米軍撤退を選択する可能性が高いです。

北朝鮮と対話を重ねて信頼を醸成することが大事とよく言われますが、私の目には”北朝鮮を信じたい”人を韓国で増やし、南北融和と平和のために在韓米軍には出て行ってもらおうという国民世論の喚起が目的としか思えません。

北朝鮮が自主的に核施設を閉鎖したり、ソウルを射程に入れた長射程砲を後退させようとしています。

きっと「我々は南北の平和と軍事的脅威の除去のため行動している」と北朝鮮が主張し、合同軍事演習の停止や米軍基地の縮小を要求してくるでしょう。

文在寅大統領は「はい!喜んでー!!」という本音をぐっと抑えて、「慎重に判断する」と言いながら、目立たないように米軍追い出し作業を進めていくと思われます。

国民の合意が必要の民主国家と違い、北朝鮮は独裁者の気持ち一つで明日には180度行動を変えれる国です。まぁ「明日には180度真逆のこと」というとちょっと大げさですが、体制変革以外のことなら方針転換が簡単なのは事実です。

ソウルを射程におさめた長射程砲群を後退させたところで、北朝鮮の気持ち一つであっという間に元通りにできます。

しかし、在韓米軍の撤退や韓米同盟はそうはいきません。

その辺、文政権がどのように判断しているのか不安で仕方ありません。

まぁとにかく否定するだけでは芸がないので、在韓米軍を撤退させるのであれば、北朝鮮が約束を破った時にすぐ呼び戻せるような対策を取る必要はあるでしょう。その辺のコンテンジェンシープラン(予期せぬ事態に備えて、予め定めておく緊急時対応計画)がしっかりしているのであれば、在韓米軍撤退もありだろうとは思います。

韓米関係が悪化して、追い出されるようにして米軍が去るような状況や、韓米同盟破棄はぜひとも避けてほしいです。

日本の安全のためには、韓国で米軍が踏ん張ってほしいし、韓国の安全のためには日本がいざという時に韓国を後方支援できるよう備えていることが大事です。

経済・安保、その他もろもろで日韓関係を良好に維持する動機や必要性は高いはずなのに、”歴史問題”の一点突破で日韓関係がいつも不安定化します。

中国や北朝鮮からしたらこれほど使えるツールはありませんし、米国からしたら、70年以上前の日韓歴史論争の板挟みに合うのは疲れることこの上ないでしょう。

朝鮮半島の唯一の合法政府は韓国だけと認めていて、韓国主導の自由化統一を願っており、韓国の安全のために在韓米軍を維持してほしいと思っている日本。

韓国にとっては都合の良い隣国のはず。もうちょっと大事に扱ってほしいものです。