『在日特権と犯罪』に見る詐欺師の論法 その2 ~データ分析の資質がない~

前回の『在日特権と犯罪』に見る詐欺師の論法 その1 ~母集団の特徴を隠蔽~』からの続きです。

ツッコミどころ満載の坂東氏による『在日特権と犯罪』。

感情が論理を歪ませている典型的なパターンです。

この辺は朝鮮学校擁護者や、一昔前の金日成主義者と一緒。

朝鮮学校は無条件に擁護。金日成主席様の言うことは全て正しい。

在日=けしからん!!という情緒が脳内に焼き付いていると、数値を冷静な目で見れず、知らず知らずのうちに、平気で歪曲や曲解をしてしまいます。

人間、何かを強く信じちゃダメですね。

自分の中に「絶対」があると、その「絶対」に賛同してくれる人を容易く信じてしまいます。坂東氏が従北工作員とは思いませんが、「韓国=けしからん!」、「在日=けしからん!」という強い感情を持つ人間に本を売ろうとしているのは間違いない。

そして、強い感情を持つ人間がこの本を読むと、無批判に信じてしまうわけです。

「絶対」の信念を持つ人間って、簡単に騙されるですよね~。困ったもんです。

坂東氏の歪んだ思考回路で導き出されたデータ分析結果について指摘したいと思います。

 

まず、総数についてのコメントが笑える。

犯罪種別ごとの分析

このうち、刑法犯について来日と在日のそれぞれを公正に心がけて見てまいりましょう(図①)。

来日・在日の国籍別構成を見比べていただければおわかりのとおり、完全に主要国が入れ替わっています。検挙人員で言うなら38・3%近くが非公開だったのですから、来日外国人中No.1の地位を占めている中国人を中心とした外国人防犯対策だけでは全く意味がありません。

在日特権と犯罪』 P139

対象のグラフはこれ。

・「来日」外国人犯罪・・・来日=在日以外の外国人

・「在日」外国人犯罪・・・在日=永住者、永住者の配偶者等、特定永住者

昨日も紹介しましたが、「在日」外国人数は2位の中国に2倍近い差をつけて「韓国・朝鮮」が突出しているのですから、犯罪検挙数が1位になるのは当たり前です。

この後に続く文章もかなりやばい。

ここ数年の嫌韓ブームは、こうしたデータが隠蔽されていても、体感治安として危機を直感し現状に反応した国民の当然の反応ではないかと思われます。作家として申し上げますが、現在は「反中本」より「嫌韓本」のほうがよく売れるとのこと。国際化社会の隣人として国民が在日外国人と接することの多い今、円グラフの中国の角度が慎ましくさえ見え、「嫌韓」「反中」の割合を示しているようにも見えます。

在日特権と犯罪』 P140

馬鹿なこと言っています。嫌韓ブームは北のネット扇動が実に巧妙というだけの話し。

円グラフの「中国の角度が慎ましい」とか言ってますが、そもそも「在日」外国人の人口構成比は次の通り。

犯罪検挙数もだいたい比率通りになっているだけの話し。

来日外国人と比較して、さも在日外国人の「韓国・朝鮮」が高犯罪率だと印象操作したいようですが、数値を理性的に見れば別に驚くようなことではない。

典型的な詐欺師の論法です。

図②は特別法犯です。その違いをご確認ください。

在日特権と犯罪』 P140

特別法犯の円グラフも紹介しておきます。(特別法犯罪=刑法犯以外の犯罪。道路交通法違反・覚せい剤取締法違反、売春防止法違反など。コトバンクより)

・特別法犯検挙数

「図②は特別法犯です。その違いをご確認ください。」と著書では書いています。

こんなに「韓国・朝鮮」の犯罪数が多いんですよ~、という印象操作が見え隠れしますね。

永住者、永住者の配偶者等、特定永住者を合算した「在日」外国人の構成比率と比較してみましょう。

※左が人口比、右が特別法犯人員比
韓国・朝鮮 39.77% : 40.8%
中国    21.45% : 30.4%
フィリピン  11.31% : 9.1%
ブラジル  10.68% : 6.6%
ペルー   3.29% : 2.4%
タイ    1.78% : 2.9%

まぁ、順当な比率です。ほぼ人口の多い順ですよね。特に問題は見当たりません。

「図②は特別法犯です。その違いをご確認ください。」と言ってますが、何を伝えたいのかさっぱり理解不能です。

「太陽は東から昇って、西に沈むことを確認してください」、と言われても「は?この人は何あたり前のことをわざわざ言っているのだろう?」、としか思えません。言ってることは同レベルです。

あえて言うなら、中国が人口比に比べて1.5倍になっている点が問題でしょう。特別法犯罪に覚せい剤取引も含まれてますから、その辺が多そうですね。

当然のことなのに、さも「在日韓国・朝鮮人」が犯罪者の巣窟であるかのように印象操作しているのが坂東忠信という人間の本質です。まぁ純粋に数値見るセンスがないのでしょう。残念な人です。

脳みそ腐ってるな~としみじみ思うのが「強盗」についての言及。

 

この説明がこれ。

●強盗(図③)

来日在日ともに、件数としてそれほど大きな差はありません。

万引きが露見し、店員による声かけや現行犯逮捕に抵抗して暴行を加えた場合の、どちらかと言うと突発的な「事後強盗」も含まれていますので、最初から計画的なやる気満々の強盗だけではないことに注意が必要です。

在日特権と犯罪』 P141-142

「来日在日ともに、件数としてそれほど大きな差はありません。」

母数の人口はだいたい来日140万人、在日100万人ですから、来日70件、在日63件も総数通りと言えます。

坂東忠信氏の目が腐っているところは、2位のナイジェリアをスルーしているところです。

「在日」ナイジェリア人の強盗件数は、18件で2位の28.6%です。

「韓国・朝鮮」の強盗はほぼ40%で、人口比の40%と同じですから問題ではないでしょう。

しかし、「在日」ナイジェリア人の人口比は、たったの0.14%です。

人口比、たったの0.14%の母集団が、強盗では2位の28.6%に食い込んでいるわけです。

どう考えても問題でしょう。

在日犯罪を問題視している本じゃないんでしたっけ?

だったら強盗2位のナイジェリアスルーしちゃダメですよね?

しょせんは「韓国・朝鮮」=高犯罪という印象操作をしたいという目的をもって書かれた本だということでしょう。

従北さんの嫌韓&反在日ネット扇動で脳内汚染されるとこういう本書いちゃうわけですよ。

中国や韓国の外国人犯罪は、過去の話しになりつつありますが(もちろん無くなったわけではないが)、近年問題になってきているのはアフリカ系の組織犯罪のようです。

2017/3/8の世界仰天ニュースでやり口が紹介されてました。

母国で覚せい剤作る⇒日本の女性口説く⇒海外旅行に連れて行く⇒これも一緒に持って帰ってとお願いする⇒知らないうちに運び屋にさせられる

女性本人は、覚せい剤を持っている自覚がないから怪しいところはないため、かなりの高確率で持ち込めるようです。

これはかなりやっかいですし、タチが悪い。

坂東氏は、本当に在日犯罪をなくしたいと思うのであれば、新たなケースの犯罪に注目して、警笛を鳴らしてはどうか?

それにしてもこういう本に踊らされる人がなんと多いことか。

とある講演会の最後の質問に、「近年在日の犯罪が増えているがどう思うか?」というのがありました。

まんまと騙されちゃった人ですね。

こういう馬鹿な本が世に出回って、信じられてしまうのは本当に問題です。

右側からの北の工作もなかなかやっかいです。

ツッコミどころ満載の内容はまだまだあります。続きは明日。