『在日特権と犯罪』に見る詐欺師の論法 その3 ~印象操作を平気でやる~

前回からの続き。(『『在日特権と犯罪』に見る詐欺師の論法 その2 ~データ分析の資質がない~』)

「韓国・朝鮮」叩きという結論ありきでデータ分析をするこういう馬鹿なことを平気で書いてしまうという典型例のような本が『在日特権と犯罪』。

万引きに対するコメントがかなりありえない。

内容はこれ。

 

・万引きの件数。上が来日、下が在日。

〇万引き(図⑤)

店舗などからこっそりと商品を盗むイメージがあるかもしれませんが、外国人の万引きはこっそりしていないどころか、複数で入店するくせに見張りも立てず、各人が一斉に商品棚から荷物をバッグなどに掴み取ってバッグ突っ込んだ後、一斉に逃走します。

これを「万引き」と言っていいのかどうか私にもわかりませんが、もともとそういう盗みの概念は日本人にはなかったため、国内ではこの強引なやり方も「万引き」のカテゴリーに分類して計上しているので、実態はイメージより極悪粗暴。あたりに気を配りながら指先でこっそり一品ずつポケットに入れる日本人学生の万引き犯が見たら、ショックのあまり更生してしまうかもしれません。

冗談はさておき、この万引き、すでに申し上げたとおり、店員による逮捕を免れるために暴力を振るう事後強盗に変化する場合がある上に、普通は複数で来ます。基本的に現行犯に関して警察官ではなくても誰でもが逮捕できるのですが(これを「常人逮捕」と言います)、くれぐれも注意が必要。身柄を押さえこんだ時に殴りかかる、蹴るだけでなく、噛み付いたり、刃物を持っていたりする可能性もあるので、ムリしないでください。

グラフを見ると、来日1位はベトナム。ベトナムは昨年(平成27〈2015〉年)、これまで検挙人員・件数で1位の座を譲ったことのない中国から、件数1位をもぎ取る不名誉に輝いてしまいました。しかし在日では、中国を破ったそのベトナム、さらに中国が、韓国朝鮮に押しつぶされ圧縮されているように見えてしまいます。

在日特権と犯罪』 P143-145

印象操作がてんこ盛りです。

「外国人の万引きはこっそりしていないどころか、複数で入店するくせに見張りも立てず、各人が一斉に商品棚から荷物をバッグなどに掴み取ってバッグ突っ込んだ後、一斉に逃走します」

こんなやり方、海外に高飛びする気満々の「来日」外国人のやり口です。犯罪組織がバックにいることを疑った方がよい連中です。

「在日」外国人の定義ですが、「永住者、永住者の配偶者等、特定永住者」です。

永住者など何年も日本に住み、犯罪歴もなく、安定した収入がないとなれません。特定永住者も日本で生まれ、日本で育った三世、四世です。

この人たちが集団で商品棚から一斉に商品をバックに詰め込んで逃走なんてありえません。

「あたりに気を配りながら指先でこっそり一品ずつポケットに入れる日本人学生の万引き犯が見たら、ショックのあまり更生してしまうかもしれません」などと言っていますが、「在日」外国人も一緒ですよ。それこそ在日の三世、四世なんて日本人学生と同じようにビクビクしながら「指先でこっそり一品ずつポケットに入れる」やり方で万引きしてるでしょう。

ごく一部の犯罪組織と言っても良い集団のやり方を、「在日」外国人に転嫁させるような印象操作をしています。

次のコメントも「韓国と在日はけしからん!」という情緒が、数値を冷静に見る目を大いに曇らせていると言えます。

「しかし在日では、中国を破ったそのベトナム、さらに中国が、韓国朝鮮に押しつぶされ圧縮されているように見えてしまいます」

そんなもんあたり前です。

繰り返しますが、在日の定義は「永住者、永住者の配偶者等、特定永住者」です。

ベトナム人の特定永住者などいませんから、永住者となります。

日本での永住権の取得は大変ハードルが高い。

だから人数も少ない。

「在日」外国人の人口構成比はこれ。

永住権を持った「在日」ベトナム人は、1.32%です。

もう一度坂東氏のコメントを見てみましょう。

「しかし在日では、中国を破ったそのベトナム、さらに中国が、韓国朝鮮に押しつぶされ圧縮されているように見えてしまいます」

あたり前です。だって人口構成がそうなっているんですから。

人口構成比と万引きの比率を比較してみます。

※左が人口比率、右が万引き数の比率

韓国・朝鮮  39.77% : 50.2%
中国    21.45% : 22.4%
ベトナム   1.32% : 8.5%

韓国・朝鮮は母数に対して、25%上振れ、中国は人口通り。

ヤバイのはベトナム。

人口比1.32%に対して、万引きは8.5%。およそ6倍です。

もう一度坂東氏のコメントを見てみます。

「しかし在日では、中国を破ったそのベトナム、さらに中国が、韓国朝鮮に押しつぶされ圧縮されているように見えてしまいます」

だいぶ思考回路が狂っています。

データ見る目なさすぎ。

どう考えても「来日」だけじゃなく「在日」においても、ベトナム人の万引きの方が問題。

数値を見るセンスがある人は、統計データみるときに比率が出てきたら、母数な何かな?と思うもの。その母数を提示せずに、例外ケースを一般化してせっせと「韓国・朝鮮」を貶める言論をまき散らすわけです。元刑事という肩書があるから信じちゃう人がでてくるんですよ。ほんと困ったもんです。

ことさらヘイトだの差別だの言うつもりはないですが、嘘は嘘、捏造は捏造、歪曲は歪曲です。

こういう人がなぜ従北偽装保守出版社の青林堂から本を出せるかというと、差別がある方が在日コミュニティを維持する上で都合がよいからです。

差別があってこそ朝鮮学校の親北人士養成教育が維持できていると言えます。

こういう利敵行為を働く自称保守がなんと多いことか。

本当に拉致被害者を取り返したいと思っている保守言論人なら、北朝鮮被害者トップ3の韓国、在日、日本が一致団結して北朝鮮問題を解決しよう!と訴えるでしょう。

そんな人ほとんど見当たらない。

こういう主張をすると、どこからともなく嫌韓ネトウヨ(=従北工作員)が寄ってきて「反日の韓国と仲良くするなどありえない!!」と言論弾圧加えてくるんですよ。

ちなみに韓国では「親日派の民族反逆者!」です。

どっちも黒幕は北朝鮮。

北の日韓に対するネット世論工作はなかなかどうして巧妙かつ執拗です。

ある程度世論形成ができてマーケットができると、坂東忠信氏のような詐欺師があらわれて、こういう歪曲のオンパレード本が売れ、さらにはそれを真に受けて被害者を意識を炸裂させる愛国馬鹿が出てくるわけです。

日本に対する被害者意識炸裂させて、最も自分たちに被害を与えてきた北朝鮮や朝鮮総連をスルーする、残念な在日チュチェリアンと同レベルと言えます。

歪曲・曲解・隠蔽に満ちた内容はまだまだあります。続きは次回。

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