『在日特権と犯罪』に見る詐欺師の論法 その4 ~罪の軽重が狂っている~

前回からの続き。(『『在日特権と犯罪』に見る詐欺師の論法 その3 ~印象操作を平気でやる~』)

統計データの母数を隠蔽して印象操作したり、とにかく「韓国・朝鮮」を問題視させるよう読者を誘導している点を指摘してきました。

坂東氏の判断回路がかなり狂ってるな~と思わされたのが、「車上あらし」と「自動車窃盗」での書き方です。

 

〇車上ねらい(図⑦)

車内においてる金品を盗む窃盗犯です。この後の「自動車盗」と合わせ、来日ではブラジルが圧倒的なのは、車製造工場などで働く外国人の多くがブラジル系であり、車の仕組みをある程度理解しているので犯罪に応用しやすいのでしょう。

しかし、在日ではまず件数自体が来日の4倍で、来日1位のブラジルを韓国朝鮮が圧倒しています。この罪種の詳細資料を見てみると、来日ブラジル人の67件はたったの3人でやったようで、一人平均22.3件。在日側の一位韓国朝鮮237件の犯人の数はなんとこれまたったたの15人。一人平均15.8件です。人目の少ない広い駐車場で、要領よくやれば一度に多数の車から金品を盗むことができてしまうのです。

韓国朝鮮は来日枠ではごくわずかしかいないのですが、在日枠から韓国朝鮮を引くと、来日よりちょっと多い程度の件数になります。

在日特権と犯罪』 P147-148

「在日ではまず件数自体が来日の4倍で、来日1位のブラジルを韓国朝鮮が圧倒しています。」

おっしゃる通り。総数はなんと在日は来日の4倍です。

で、在日では韓国朝鮮が圧倒している!と坂東氏は強調しますが、そんなもんあたり前です。

「在日」の定義は、「永住者、永住者の配偶者等、特定永住者」です。

その人口構成比はこれ。

人口比で韓国・朝鮮は39.77%、ブラジルは10.68%。

車上ねらいの件数は、韓国・朝鮮が65.8%で、ブラジルは32.5%。

どう考えても、人口比に比較して1.7倍程度の韓国・朝鮮より、3倍近いブラジルの方が問題です。

来日と同じように、車上ねらいは在日ブラジル人の方が問題でしょう。

さらに言えば、「在日」ブラジル人に特定永住者などいませんから、永住権を持った人か、その配偶者や子供となります。

何年も日本に住んでいて、犯罪歴もなく、安定した収入がないとなれない永住者で、車上あらしの比率が人口比に対して3倍近いことに驚かされます。

どう考えても、車上あらしでは「来日」「在日」共に、ブラジル人犯罪が問題です。

なぜいちいち韓国・朝鮮を強調したがるのか理解に苦しみます。

それはそれとして、「車上あらし」の次にくる「自動車盗」への言及が、歪んだ目でデータを見ていることを証明しています。

〇自動車盗(図⑧)

自動車そのものを盗みます。この犯罪に関しては来日のほうが遥かに多いのですが、在日1位は韓国朝鮮人です。件数と人員を見ると、在日枠でプロ化していると思われるのは、23人で115件を手がけた韓国朝鮮と、7人で69件のブラジル、3人で30件のベトナムです。

私が機動隊にいた頃盗まれた車がテロに使用され、火を吹きながら首相官邸に突っ込んだり、駐車車両から迫撃砲が発射されたりしていたのですが(日本国内ですよ)、すでにお伝えした在日朝鮮民族の過去の暴動への関与を考えれば警戒して当然と言えるでしょう。

在日特権と犯罪』 P148-149

「自動車そのものを盗みます。この犯罪に関しては来日のほうが遥かに多いのですが、在日1位は韓国朝鮮人です」

ここで大事なのは、「車上あらし」の方と比較することです。

車上あらしでは、「在日が来日より4倍も多い」と強調していましたが、「自動車盗」では来日が在日の4倍近いことには何も問題視していません。

やっていることは、人口母数が2位の中国と2倍近い差をつけている、在日韓国朝鮮が1位であることを強調することです。

罪の軽重を判断する回路がだいぶくるってますね。

「車上あらし」より、自動車丸ごと盗む「自動車盗」の方がはるかに悪質です。

それが4倍ですよ。

その点を強調しなくてどうするんですか?

万引きより、強盗の方が罪が重いのと同じです。

「来日」外国人犯罪者は、「車上あらし」なんてしょぼい犯罪などせず、車を丸ごと盗んでいくということです。

そういう実態を無視して、「車上あらし」のみ取り上げて、「在日は来日の4倍ですぅ~!!」と強調されてもこの人は頭がおかしいのか?としか思えない。

「韓国・朝鮮」をことさら悪魔化する情緒のせいで、冷静な思考回路が曇りまくっているからこういう馬鹿なことを平気で書くわけです。

韓国の反日を笑ってられませんね。

あと気になるのは、「私が機動隊にいた頃盗まれた車がテロに使用され、火を吹きながら首相官邸に突っ込んだり、駐車車両から迫撃砲が発射されたりしていた」という記述。

「火を吹きながら首相官邸に突っ込んだ」
「駐車車両から迫撃砲が発射」

これが気になります。

こんな事件あったけ??

首相官邸に車が火を吹きながら突っ込む。
首相官邸に駐車車両から迫撃砲を発射。

かなりの大事件。

調べてみたのですがちょっと分からなかったですね。

坂東氏の経歴では、「昭和61年(1986年)に警視庁巡査を拝命後、交番勤務員、機動隊員、刑事、北京語通訳捜査官として勤務。平成15年(2003年)退職。」とあります。

1986年~2003年の間に、そんなテロ事件あったのか?

それも「在日朝鮮民族の過去の暴動への関与を考えれば」と、在日朝鮮人が関係しているかのような書き方です。

もしそうなら嫌韓ネトウヨさんたちが盛大に拡散していそうなものですが、ちょっとお目にかかったことがない。

Wikiの『テロ事件の一覧』を見てもそれらしいのが見当たらない。

もし、「火を吹きながら首相官邸に突っ込んだ」、「駐車車両から迫撃砲が発射」という事件が坂東氏の妄想なら、韓国もびっくりの歴史捏造ですね。

何という事件なのか、機会があれば聞いてみたいところです。

しかし、これだけ統計詐欺行為を働いているのに、誰もツッコまないのが不思議で仕方ない。

まぁわざわざ一次資料にあたって調べる人が少ないという良い証拠でしょう。

普通は編集者がしっかりしていれば気づくのですが、さすがは従北偽装保守出版社の青林堂です。将軍様のためには根拠薄弱な理由で「在日」悪魔化を扇動し、都合の良い敵を演じて、親北派の在日コミュニティを維持することに喜々として協力しておられますね。

青林堂にはガチ工作員がいそうですね。もしくは、編集者の周辺にそういう輩を送り込んでいることでしょう。

別にことさらヘイトだの差別だの言うつもりはないですが、嘘や捏造はダメでしょう。

こういう国益を棄損する、自称保守言論人には困ったものです。

続きはまた次回。

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