帰国事業で、在日を厄介払いしたかった日本と見捨てた韓国、という構図で語るのが従北在日界隈の論調です。
大嘘ですね。
日本は善意で地獄送りにし、韓国は狂ったように反対していました。
韓国は在日を棄民した!というのが、北の、北による、北のための在日の歴史です。
その捏造歴史に洗脳されている人たちが実に多い。まぁ貧乏すぎて日本の在日韓国人を支援する余裕がなかったことを100歩譲って棄民したとしましょう。じゃあ北はどうなんですか?という話し。
北は、北送された在日奴隷にして、日本の親族から身代金せしめて、使い道がなくなったらスパイ容疑で収容所送りにし、無償の労働力として外貨獲得のための製品製造に死ぬまでこき使ってます。
それに比べたら、帰国事業に国をあげて反対していた韓国の方がよっぽどマシですし、奴隷として売られそうになっている在日のために闘ってくれたんですから感謝すべきでしょう。
それを「韓国は在日を棄民した!」と恨むなんてお門違いもいいところです。
当時の様子はこちら。
ろうそくデモなんて目じゃないです。
国家をあげて大反対してました。
ろうそくデモがかすむほどの大フィーバーっぷりです。
これだけ韓国と民団が総力をあげて反対したのに、無視したのが当時の日本のメディア。
かなりありえない。
さらには北朝鮮と朝鮮総連のあくなき歴史洗脳プロセスによって、「韓国は日韓交渉を有利にするために、北送反対を言ってただけだ」的な解釈がまかり通っています。
総連の歴史捏造は見事の一言です。
確かに当時の日本の新聞報道はそういう論調(=日韓交渉を有利にしたいだけの嫌がらせ)だったようです。
ですが、当時の日本の新聞報道など、親北方向に振り切れていた状態です。
韓国の本当の姿など、日本のメディアを見ても一切伝わりません。
動画を見れば一目瞭然。国家をあげて反対してました。
「韓国は在日を見捨てた!その中で北朝鮮だけが我々在日を見捨てなかった!!ありがとう!!!」
これが朝鮮学校で行われている洗脳教育の黄金ルールです。
朝鮮学校から、この情緒で「在日の歴史」を書く人が大量生産されるせいで、当時韓国が必死になって帰国事業に反対していた姿が歴史から抹消された状態です。
この時の日本メディアが、韓国や民団の言うことを真摯に受け止めて報道していれば、もしかしたら帰国事業の悲劇は防げたかもしれません。
そうすれば、日本人拉致もなかったもしれない。
かさねがさね、帰国事業は日本と在日と韓国に不幸をもたらした、最悪な事業だったと思います。
まぁ過ぎてしまったことは仕方ない。大事なのは反省して繰り返さないことです。
朝鮮新報のように、帰国事業を美化する記事を書くなど論外中の論外でしょう。
〈朝鮮新報創刊70年・記者が語る歴史の現場 3〉帰国事業/韓桂玉
同12月14日、帰国希望者・975人を乗せた帰国第1船が新潟を出港、16日に清津に到着し、祖国の懐に抱かれた。
それ以来、現在までに161次にわたって9万3340人が帰国し、それぞれの分野で活躍している。
帰国者たちは、祖国で安楽な生活を期待してしたのではなかった。帰国船のタラップを登りながら「差別と蔑みのない祖国で新生活を送りたい」「母なる祖国で思いっきり才能を生かしたい」と口々に話していたように、人間としての生きがい、再生の道を求めて社会主義祖国へ帰ったのである。
日本のマスコミはこの帰国事業を指して「資本主義から社会主義への民族の大移動」などと評したが、その歴史的意義は大きいものがある。
これが2015.9.30の記事です。本当に信じがたい。
差別のない祖国で思い切り才能を生かしたい、と夢見て帰国し、それぞれの分野で活躍していると豪語しています。
パンチョッパリ(半日本人)と差別され、出身成分は最下層で、スパイ容疑で親族丸ごと収容所送りになり、絶望の中で死んでいった在日同胞の魂を平気で踏みにじっています。
何度読んでも殺意を覚える。
北には感謝し、同胞の命を救おうと国家をあげて帰国事業(北送事業)に反対していた韓国には感謝することなく、棄民政策で在日を見捨てたと貶める。
それが在日朝鮮人としてアイデンティティを確立するための民族教育らしい。
朝鮮学校はかなり最悪な教育をしています。
こういう欺瞞に満ちた教育はやめるべきでしょう。
子供が気の毒です。