絶好調の米国経済

米国の4月の雇用統計がえらいことになってました。

非農業部門の雇用者数が26万3千人。

失業率3.6%(0.2ポイント改善)。

平均時給27.77ドル(前年同月比3.2%アップ)。

う~ん、凄い。

失業率というのは絶対に0にはならないもので、実質完全雇用状態なわけです。これ以上下がらないだろうなと思っていたのに、さらに改善。

49年ぶりの低水準とのこと。

米国経済は絶好調ですわ。

 

さらには平均時給も順調に上昇。

「雇用増⇒完全雇用⇒人手不足⇒給与増⇒消費増⇒最初に戻る」というポジティブフィードバックがぐるんぐるん回ってます。

トランプ大統領が「FRBは1%利下げせよ!」と”口撃”し、是が非でもこの流れを継続させようとしているのも実に素晴らしい。

実際利下げは無理でしょうが、利上げもできないでしょう。

利上げして景気が減速でもしたら、トランプから「狂ってる」とか言われてけちょんけちょんにけなされ、責任問題になりかねません。

米中貿易戦争の余波で、米国の農家が苦境に立たされています。

農家のトランプ離れで次期大統領選も厳しいかも?と思っていましたが、この好景気を継続できれば多少共和党支持の農家が離反しても大丈夫かもしれません。

苦しいのは中国。

こうも米国経済が順調だと、中国による米国への対抗関税が意味を成しません。

むしろ時間とともに不利になります。

さらには米中通商協議に一定の合意が締結されれば、米国経済はさらに躍進するでしょう。

それに比べて中国は景気後退がストップするか緩やかになる程度の効果しか期待できません。

米国以上に経済が発展しなければ中国はいつまでたっても米国の覇権を奪うことは不可能。

米国の強さの源泉はまさにこの経済力。

4月の雇用統計にはその底力を見せつけられた思いがします。